どうも。N野です。
主流になっていた
「仕切り」
コロナウィルス対策やフリーランス美容師さんの獲得のしやすさ、お客様のプライベート空間の保守から
美容室でも3年前から「半個室サロン」が流行り出した。
今回のお題は10坪のテナント。
なんの特徴も付加価値もない約33平米のテナントをどう魅力的に発展させるかを考える。
〜ながら。のデザインとはプロダクトデザイン的思考。
機能に美観を持たすことをデザインと捉えて、仕切りとお客様のお荷物お預かりスペースを合体!!!
することでお預かり用ロッカー自体の寸法と動線確保寸法をカット。
自分の中で何か答えが出ました。
内装デザインは名脇役をどの位置に使うか。
連続ドラマでいうと佐藤二郎さんをどのシーンで出すか
渡辺いっけいさんをどの役で使うか。みたいな感じ。
今回のサロンデザインでは主役は仕切りの5mmの溝や素材の扱い場所、リズム感や「弾き感」です。
全ての材や浮きシロを20に統一し、繭ペンダントの丸の中に丸がまだある奥ゆかしさ、継ぎ目のない面。微弱な艶のロッカー。
そんなこと
パッと見ただけでは誰も気づかないし興味もないものです。
そこを配置や出番順やさりげない演出で、室内に人が馴染んでいくデザインでなる。
よく僕といえばド派手好き。無茶しがちなデザイナーなイメージがあるようですが、
名脇役型デザイナーにもなれる引き出しがある。
そう自信を持てた半個室美容室の設計のお話でありましたが「ものに溢れた時代。これからは雑貨に力入れなあかん」
と自社スタッフに言ったのに自分は3つで300円のロッカー用ハンガーを買って撮影をしました。
では。